英語発音練習アプリ「Speech Analyzer」ってどんなアプリ?
「Speech Analyzer」って?
その名の通り、「英語でのスピーチを分析して、発音の改善点を教えてくれる」アプリです。
英語のスピーチについて、発音、イントネーション、流暢さ、語彙力の詳しい分析を見ることができます。
主な用途として、オンライン会議、プレゼンテーション、オンラインインタビュー、TOEICやTOEFL等のスピーキングテストなどでのスピーキング力の向上を目的としています。
キャプチャをまとめて詰め込んだためごちゃごちゃしてしまいましたが、以下のような診断や改善箇所の提案をしてくれます。
英語テストの予想スコアも表示してくれます。
「Speech Analyzer」の使い方
大きく3つの方法がありますので、状況に応じて使い分けてください。最近リリースされたばかりのためか一部メニューは今後の公開となっているものがあります。
スピーチ、またはミーティングを普通に録音する場合
- サイト上部の「Start Recording」ボタンを押します。
- もしくはカレンダーと同期している場合、左メニュー-「Recordings」画面の右エリアにミーティング予定が表示されますので、マイクアイコンボタンを押すと録音が始まります。
インタビューやスピーキングテスト等トピックに沿って録音する場合
- 左メニュー-「Guided Recordings」画面を開きます。
- インタビュー、英語テスト、自然な英語になど3つのメニューがあるので目的のボタンを選びます。ここでは例として英語テスト用のメニューを選択してみます。今回はさらにIELTSを選択してみます。
- 表示されるガイド(トピックについての質問)に沿ってスピーチ練習を行います。
予め録音したスピーチをアップロードして分析する場合
アップロード出来るファイル形式は、flac、wav、mp3、mp4、m4aのいずれかとなります。
- サイト上部の「Upload Recording」ボタンを押します。
- ファイル形式について注意が出ますので「I got it」ボタンを押します。
- 録音したファイルを選択します。
- アップロード中のメッセージが表示され、終わるとテキストリンクが表示されます。
- 手順4完了後現れるテキストリンクをクリック、もしくは左メニューのアイコンから「Recordings」を選ぶと画面右側に先程アップロードしたファイルが表示されます。クリックすると分析結果が表示されます。
「Speech Analyzer」と英語発音練習アプリ「ELSA Speak」との違いは?
同社から出ている英語発音練習アプリ「ELSA Speak」をご存じの方も多いと思います。そこで「ELSA Speak」をご存じの方向けに違いを表にしました。
しかし大前提として「Speech Analyzer」と「ELSA Speak」では練習の目的等が異なるため、並べて比べるのは無理があります。その点を御理解の上、ご自分の練習に必要な機能を持つ方をお使い頂くと良いかと思います。
発音そのものの練習に特化した英語発音練習アプリ「ELSA Speak」についてはこちらから
環境面の違い
環境面での大きな違いは、「Speech Analyzer」がWEBアプリであるため、ブラウザ上で作動することです。
種類 | Speech Analyzer | ELSA Speak |
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プラットフォーム | WEBアプリ | スマホアプリ |
主な分析対象 | スピーチや会話での発音の分析 |
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音声の保存 | 可 | 不可(※練習中に都度聞き返す分のみ一時的に可能) |
機能面の違い
機能面での大きな違いは、イントネーション及び流暢さについて言えば「Speech Analyzer」の方が指標や数値化の種類が多いということです。また、スピーチは自分で考えるものであることから、新たに「文法の正確さ」や「語彙の適切さ」についても分析してくれるようになっています。
種類 | Speech Analyzer | ELSA Speak |
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主要なスピーキングテストでの予想スコア表示 |
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発音評価 |
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イントネーション評価 |
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全体的な正誤率 |
流暢さ評価 |
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全体的な流暢度合い |
文法の正確さ評価 |
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語彙の適切さ評価 |
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ー |
「Speech Analyzer Pro(有料版)」と無料版(デモ版)との機能の違い
結論として、機能差は時間制限のみかと思われます。
この時間制限というのは、ログインしてアプリ使い始めてからの経過時間ではなく、録音した時間のことです。この30分を使い切ったところで試用終了となります。録音したものを消したりログアウトしても試用出来る時間は増えません。
無料版でも一部機能はずっと使える「ELSA Speak」と違い、「Speech Analyzer 」は有料版アップグレードしない場合は新たに録音はできなくなります。
種類 | Speech Analyzer Pro(有料版) | Speech Analyzer 無料版(デモ版) |
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使用可能時間 | 時間制限無し | 30分の時間制限有り |
練習できる内容と結果表示 |
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スピーチの書き起こし | ライブで受け取れる | ライブで受け取れる(確認済み) |
音声の保存期間 | 録音音声を以前のものも含め残すことが可能 | 録音音声を以前のものも含め残すことが可能(確認済み) |
リマインダー | Googleカレンダー、Outlookカレンダーと同期して、練習のリマインドを受け取ることが出来る。 | Googleカレンダー、Outlookカレンダーと同期して、練習のリマインドを受け取ることが出来る。(確認済み) |
※ ご購入の場合には念のためご自分でもご確認頂ますようお願い致します。
「Speech Analyzer Pro(有料版)」の料金
今後キャンペーン価格なども出てくるのかもしれませんが、この記事の作成時点では通常価格、それもドル建てのみで以下の通りです。
種類 | 価格(ドル建て) | 価格(円建て) |
---|---|---|
1ヶ月 | 24.99$ | - |
4ヶ月 | 59.97$(1ヶ月あたり19.99$) | - |
1年 | 179.88$(1ヶ月あたり14.99$) | - |
※ ELSAホームページに記載されている価格です。
※ 海外でお買い物や、通販をされたことがある方は既にご存知だと思いますが、一般に日本のクレジットカードなどで外貨建ての製品を購入する際、為替レートに加え、海外事務手数料がかかってきますので実際の請求額はこの額より多少お高めになります。手数料は各カードにより異なります。ご注意ください。
過去に開催されたキャンペーンの時期と内容は?
記事作成時点では特別価格になるキャンペーンはまだ把握できておりません。
これは今後の参考にならないかもしれませんが、以下の例外的なキャンペーンが行われました。
- 【2023.03.10】7周年のお祝い[エルサお誕生日おめでとう!あなたの贈り物を開けてください!]
- 過去から一定の期日までに「ELSA Speak Pro lifetime」を購入した方へ「Speech Analyzer Pro lifetime」を進呈。(※既にキャンペーンは終了しています)おそらく予告無しのサプライズキャンペーンだったと思われます。太っ腹の内容にTwitterでも驚きの声が見られました。
まとめ
全体的には、分析対象がスピーチなどとなっており、「ELSA Speak」のように練習用コンテンツがあるわけでもないことから、発音練習を始めて間もない方が使うには戸惑いがありそうです。
しかし、一部は上級者までいかない方でも有効に使えそうな部分もあると感じます。例えば「ELSA Speak」では、長文のイントネーションに関して具体的にどの部分が強い、弱いというフィードバック機能はまだ実装されていません。一方、「Speech Analyzer」ではこの部分が実装されているので、この機能が欲しい方には役立ちそうです。
そうでなくても色々な指標が見れるのは、単純に楽しいです。
もちろんある程度流暢に話すことの出来る方のさらなるブラッシュアップ、もしくはスピーキングを含むテストを受けたい方に力強い味方となりそうです。
興味のある方は、30分の無料デモ版で試してみてはいかがでしょうか。